イチロー、来季もマーリンズ残留が濃厚?!
史上30人目のメジャー通算3000安打を記録、その後も、確実に安打数を積み重ねているマーリンズのイチロー(42)の来季の去就について、米国の地元紙である「マイアミヘラルド紙」が17日付でマーリンズ残留が濃厚であることを報じた。 2014年オフにマーリンズと1年契約を結んだイチローは、2015年オフにも再びマーリンズと年俸約2億円強で、1年契約を交わして、今季マーリンズで偉大なる記録を達成した。 その際、2年目(2017年)に関してはマーリンズ側に契約更新の選択権があるという契約が盛り込まれており、 同紙は、イチローの2017年の契約については、マーリンズ球団が選択権を持っていることに触れ、球団がその選択権を行使する判断をするのは「考える必要もないことだろう」と表現した。 マーリンズが、選択権を行使して来季もイチローと契約することに疑いの余地がないというわけである。 その理由として同紙は、イチローが本気で50歳までプレーしたいと考えていることを挙げ、その野球に取り組む姿勢が、チームの若手に多大な影響を与えていることも示したかったのか、アラン・ターナー通訳のコメントを証言として取り上げた。 イチローの通訳を務めているターナー通訳は、同紙の取材に「彼(イチローは)オフシーズンには世界の誰よりもやるべきことをやっている」と話し、さらに「私たちは休みの日にも、ここへ来て、1日に数時間の練習をしている。そういう選手は他にいない」と続けた。 イチローの同僚であるクリス・ジョンソン内野手も、「これまで(移動の)バスの中までバットを持ち込む選手を見たことがなかった。彼はいつでもスイングをしている。本当にすばらしい」と移動中のイチローの様子を語った。 マーリンズの外野は、スタントン、イエリッチ、オズナの全米でも指折りの強力布陣。だが、年齢が若く、コンディションを維持できないケースや、怪我で故障者リスト入りしてしまうケースが絶えなかった。そういうチームにおいてイチローの第4の外野手としての存在意義は大きく、連戦の間やナイター→デイゲームなどの厳しいスケジュールで、主力に交代で休養を取らすためにイチローがスタメン抜擢されていた。