板垣あずさ、元セクシー女優の母として。「傷つくかな、と考えることもあるけど」
私はものすごく恵まれているシンママ
――今、お子さんは何歳ですか? 「8歳の男の子です。4月で小学3年生になります」 ――子どもがいることを公表したのはいつ頃だったのでしょうか。 「ファンの皆さんに打ち明けたのは、息子が生後6ヶ月くらいの時ですね。隠すという発想がなかったんですよ。隠し通せる自信もなかった。 これからはこの子が主体の人生になっていくのに、改めて母になった私とは別の“板垣あずさ”を生み出せるほど、自分は器用じゃないとわかっていたんです」 ――ファンが離れていくことは考えなかったのですか? 「それは頭をよぎりましたけど、離れるならきっとその程度だなと(笑)。それに、私は子どもを産むというかなり凄いことを成し遂げたんだし、きっと受け入れてもらえるだろうとも思っていました。実際、ファンの方たちは母子ともども応援してくれていますよ」 ――息子さんは、SNSでもファンの間で「王子」の愛称で知られていますね。 「実は、ファンイベントにもけっこう同伴しているんです。明日も大阪でイベントがあるんですけど、一緒に新幹線で向かう予定ですよ」 ――えっ!そこまでできるほど、ファン公認なんですか。 「映画の現場に連れていくこともあります。その時は事務所の社長が“じいじ”として発動して、ずっと一緒に遊んでくれています(笑)。賛否はあるかもしれませんが、家に一人でいさせるよりもずっと安心できますよ」 ――家族の手助けなどはなかったのですか? 「私の実家は地方ですし、もともと疎遠気味ではあったので……。実際に助けてくれているのは、やっぱり東京で暮らしている周囲の仲間たちですね。事務所の社長以外にも、SODのスタッフさん、リアル友達……みんな私に子どもがいることがデメリットにならないようにサポートをしてくれています」 ――核家族化が進む現代において、なかなか珍しい環境ですよね。 「私一人じゃ無理ですよ。とても保育園じゃまかなえません。だって子どもって、大事な仕事の前にかぎって風邪を引いたりするし、不測の事態が起こりすぎるんです。 ワンオペで子育てをしている人って、本当に働く時間がないんですよね。私はなんとかやっていけているだけ。ものすごく恵まれているシンママなのだと思います」