「無料廃品回収」には、業者側にどのような「メリット」があるのでしょうか? サービスが成り立つ仕組みが分かりません…。
家具や家電など通常のごみでは出せないものは、お金を払って粗大ごみで処分するのが一般的です。しかし、最近では無料の廃品回収業者が存在し、トラックで回収していたり、空き地に回収場所を設けたりしています。通常、粗大ごみは自治体にお金を支払い処分しているのに、なぜ無料で処分してもらえるのでしょうか。 本記事では、無料の廃品回収についてサービスの仕組みを紹介します。違法な業者の見分け方や注意点についても解説するため参考にしてみてください。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
粗大ごみに回収費用がかかる理由
通常粗大ごみは、お金を払って回収してもらうのが一般的です。粗大ごみは、種類やサイズによって回収料金が異なります。そのため、廃棄するには公共施設やコンビニなどで粗大ごみ処理の手数料券を購入しなければいけません。そしてそれを処分品に貼り付け、回収してもらいます。 粗大ごみは、ほかのごみと比較すると世帯によって排出する量が大きく異なります。処理にかかる労力や手間、費用が異なるため都度お金を払う仕組みになっているようです。 さらに昨今の環境問題に配慮するため、有料化することで、ごみの排出量を抑制する動機付けを図る目的があると考えられます。
無料の廃品回収はどうやって儲けを出すの?
不用品の処分には費用がかかりますが、最近では無料の廃品回収業者を見かけることが多くなりました。処分に手間や労力がかかるにもかかわらず、なぜ無料回収を行っているのでしょうか。 不用品を処分するには、必ずお金がかかります。例えば、エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫などは、家電リサイクル法により、処分する際、法律にのっとってリサイクル料金が発生します。 無料の廃品回収は、一般的に買い取り専門のリサイクル業者が行っているといわれています。不用品をきれいに清掃したり、少し修理したりするだけで販売できるものや、分解して部品として販売できるものがあるため、それを販売して儲けを出すのです。
違法業者に多くあるケース
違法な廃品回収は、次のような方法で回収するケースがあるようです。必ずしも違法であるとは限りませんが、注意が必要です。 ●チラシを配布 ●空き地で回収 ●インターネットで広告 ●街中を大音量で巡回して回収している