「ごみが出るのは当然だと思うが…」会津若松市がごみ袋の有料化へ
FCT福島中央テレビ
ごみの減量の目標を掲げていた会津若松市ですが、その目標に達しなかったことからごみ袋の有料化に踏み切ることを明らかにしました。 ■福島市 木幡浩市長(11月20日) 「マナーに基づかない排出、違法な排出をしている人にはきっちんと是正してもらうための仕組みで…」 ごみの量が多いだけではなく悪質な「違反ごみ」もあるとして、その持ち主を特定するためごみの袋を開けて調べる条例を制定した福島市。なんとも不名誉な、「ごみ」に関するニュースが多い県内ですが、20日、会津若松市でも動きが。 ■会津若松市室井 照平市長 「家庭ごみ処理有料化を令和8年4月から本市へ導入することが必要と判断した」 ごみ処理の有料化=つまり、ごみの袋の有料化へ舵を切ることにしたのです。 会津若松市は、1人が1日に出す生活系のごみの量が同じ規模の全国の自治体の中でもワースト4位と、ごみが多いのです。この状況が続くと、2026年から稼働する新しいごみ焼却施設で処理しきれない恐れも。そのため市は、5月に「ごみ緊急事態宣言」を打ち出し、11月までの3か月間で燃やせるごみの量を減らす目標を掲げていました。ところが…。 ■会津若松市室井 照平市長 「3か月の累計では6.1パーセントの削減にとどまっており、残念ながら目標とした12パーセント以上の削減を達成するに至らなかった」 3か月間で減らせたごみの量は、前の年と比べて6パーセントあまり。目標の半分にとどまり、達成することができなかったようです。 ■会津若松市室井 照平市長 「日々の生活の中でごみが出るのは当然だと思うがきれいな環境を未来に繋いでいくために市民の皆さんのご協力をお願いしたい」 市は、2026年4月から有料の指定ごみ袋などを導入する方針です。ほかの自治体の例では、有料化によってごみの排出量が減る傾向にあるようです。 有料化について市民はどのように思っているのでしょうか。 ■会津若松市民は… 「有料化することでよくなるのではないか」「大変ですけど若松ごみが多いみたいなのでなぜか分からないですけどしょうがないんじゃないですか」「出来る限りリサイクルに回せるものは回して極力(ごみの量を)少なくしていきたいと思う」 今後、市は、市民の意見を募り、有料化に向けて本格的な議論を進める考えです。