家族との会話で介護離職者抑制 13日からイベント - 東京・渋谷の戸建住宅を舞台に 経産省
年間10万人を超える介護離職者の発生を少しでも抑えようと、経済産業省は13日、“家族との会話”に着目した体験イベントを開催する。戸建住宅を舞台に、将来母親が認知症を患うことが分かった子どもに発生する恐れのある問題を想定しながら、参加者は、会場で父や姉に扮した「疑似家族」と会話し、対応を考える。このほか、家族から介護が必要になった時に暮らしたい場所などを制限時間内に聞き出す練習コーナーなどの展示もある。 イベントは、東京都渋谷区の並木橋オールドハウスで、17日まで行われる。疑似家族との会話体験の申し込みは終了しているが、展示の閲覧、参加はできる。経産省ヘルスケア産業課長の橋本泰輔氏は「家庭や職場などさまざまな場で介護の話題を出すきっかけにしてもらえれば」とイベントへの来場を呼び掛けている。
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