南極観測隊経験のシェフが「おもてなし」語る 相手の気持ちを動かすために 岩手・盛岡市
岩手めんこいテレビ
岩手県盛岡市出身で2年間南極観測隊の調理隊を務めた経験を持つシェフの講演会が11月20日開かれ、「おもてなし」に必要な心がけについて語りました。 盛岡市で開かれた講演会には県内の料理人など約100人が集まりました。 20日は盛岡市出身で現在(11月20日時点)東京のフランス料理店のオーナーシェフである内村光尚さん(47)がおもてなしをテーマに講演しました。 2016年から2年間南極観測隊の料理隊を務めた内村さんは、長期間季節感のない南極に滞在する観測隊員のため様々な工夫を凝らしたエピソードを語りました。 内村光尚さん 「例えば4月だったらお花見。南極に花はないが紙で花を作って、昭和基地の食堂に飾って(お花見の)雰囲気を出して食べる」 内村さんは食事を作るだけにとどまらなかった自身の体験をもとに「おもてなし」とは行動や言葉で相手の気持ちを動かすことだと伝えました。 また20日は南極ではペンギンに5m以内に近づいてはいけないといったクイズも行われました。 講演を聞いた料理人たちは食を通じたおもてなしについてそれぞれ思いを新たにした様子でした。
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