クリントン元米大統領が退院、インフルエンザの治療受ける
ワシントン(CNN) 発熱のため入院した米国のビル・クリントン元大統領(78)は、翌日の24日に退院した。同氏のオフィスが明らかにした。 オフィスは声明で、入院中にインフルエンザの治療を受けたと説明。搬送された首都ワシントン市内にあるメッドスター・ジョージタウン大学病院のチームに対し、本人や家族が深く感謝していることを明らかにした。 クリントン氏は23日午後、発熱のため同病院に入院し、検査や経過観察を受けていた。 同氏は2004年に心臓のバイパス手術を受け、10年には動脈を拡張するステント挿入手術を受けた。21年には血流に広がった感染症のため入院していた。 米疾病対策センター(CDC)のデータによると、現在全米でインフルエンザの症例が急増している。インフルエンザのような症状での来院は11月末以降基準レベルを超えており、入院する割合も過去2週間で倍増したという。 今シーズンは既に少なくとも190万人がインフルエンザを発症し、2万3000人が入院、970人が死亡したと、CDCは推計する。