【注意!】ウイルス性感染症“増加傾向”…背景にコロナ禍での免疫力の低下 最強の感染力「はしか」も要警戒
■はしかの予防接種…世代によって回数に違い
また、はしかは、昔は「命定め」とも言われていて、かかったら生きるか死ぬかわからない、特に子どもにとっては怖い病気と言われてきました。現在でも最悪、死に至るケースがあります。 「はしか」は一度かかってしまえば一生、免疫が続くと言われていますが、最も有効な予防法は「予防接種」です。 過去に2回予防接種をしていると大幅にリスクが下がりますが、世代によって「2回打っている人」「1回打っている人」「定期接種でなかった人」など、分かれるので注意が必要です。 【世代間での定期接種の違い】 ◇1972年9月30日以前の世代:定期接種なし ◇1972年10月1日からの世代:定期接種1回(国の措置で2回の人も) ◇2000年4月2日以降の世代:定期接種2回 また、新ゆり内科の高橋央院長によると、「予防接種をしていても、時間がたつと免疫が低下している場合もある」ということです。 自己負担になりますが、医療機関で「抗体検査」を受けると免疫が十分かどうかわかるそうで、「検査」や「追加の予防接種」は有効だということです。 ◇ ようやく、コロナが5類になって、私たちはちょっとホッとした気持ちになっていますが、ウイルス性の感染症はコロナだけではないことを思い出して、私たちにできる対策を続けていきましょう。 (2023年5月31日午後4時半ごろ放送 news every.「知りたいッ!」より)