サインツ3番手「路面状態の変化に伴い、ペースが向上。無理かと思った表彰台をつかめた」フェラーリ/F1日本GP
2024年F1日本GP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは3位、シャルル・ルクレールは4位だった。 【関連写真】2024年F1第4戦日本GP 3位を獲得したカルロス・サインツ(フェラーリ)がチームと喜びを分かち合う サインツはマクラーレンのランド・ノリスを抜くことができないままレースの大半を過ごしたが、53周のレースの44周目に前に出て、その後、異なる戦略で古いタイヤを履いていたルクレールをかわして、46周目に3番手に浮上した。ルクレールは、赤旗後のリスタートの後は1回ストップで長いスティントを走り、グリッドより上位でフィニッシュすることに成功した。 ■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=3位(53周/53周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ミディアム→ハード チームにとって良い一日だった。堅実なレースを実行し、大量のポイントを持ち帰ることができたんだ。パッケージのポテンシャルを最大限引き出したと思う。 スタートもリスタートもうまく決めたことで良いポジションを走り、その後はどちらのコンパウンドでも強力なペースを発揮し、完璧にレースを管理し、良いオーバーテイクをして、戦略を機能させた。 もちろんもっと上位で戦いたかったけれど、この調子で努力していけば、さらにチャンスが訪れるだろう。これからファクトリーに戻り、明日から中国GPへの準備を始める。 (トップ3会見で語り)レースペースの方が予選ペースより強いことは分かっていた。それでも、4番グリッドだったし、レッドブルのレースペースはとても良かったので、優勝を狙うには十分ではなかった。でも表彰台は獲得したいと思っていたんだ。 路面コンディションがレースのなかで大きく変化した。最初は今週末初めての晴天で、その後、曇り空に変わった。そのためにデグラデーションが大幅に低下して、レース半ばからはタイヤをよりプッシュできるようになった。それで全体的な状況が大きく変わったんだ。一時は表彰台は無理だと思ったが、(最後に)新品ハードを履いたら、ペースがものすごく良くて、表彰台の位置まで戻って来ることができた。 ■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=4位(53周/53周) 8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード 今日のレースに関しては、これ以上できることはなかったので、とても満足している。ペース、タイヤマネジメント、コミュニケーション、戦略、すべてが本当にうまくいった。 それでももっと良い結果を得ることができなかった原因は、主に昨日の予選にある。オーストラリア以来、予選のアウトラップでタイヤを適切なウインドウに入れることに苦労している。以前はこのことに苦しんだことはなかったので、中国ではうまくやれるようにするため、今後の数日はこの問題に集中して取り組む必要がある。 [オートスポーツweb 2024年04月08日]