岩松義政を描いた紙芝居制作 1月11日「絵おと芝居」としてお披露目 福島県の相双歴史文化保存会
相双歴史文化保存会は、室町時代に福島県南相馬市鹿島区付近を治めていた岩松義政を描いた紙芝居「岩松義政公物語」を制作した。紙芝居と音楽を組み合わせた映像作品「絵おと芝居」としてお披露目の上映会を11日午後2時から、市内鹿島区のさくらホールで開く。 室町幕府の支配を東北に根付かせるため家臣とともにやって来た岩松義政だったが約10年で病死し、幼い息子も臣下に裏切られ殺された悲劇を描く。広島県の紙芝居作家いくまさ鉄平さんが文と絵を担当した。 市内小高区に伝わる大蛇伝説を描いた紙芝居「玉都と大蛇」との絵おと芝居2本立てで上映する。岩松義政に縁がある民謡「かんちょろりん節」の披露や、シンガー・ソングライターのシェイリー・マリーのコンサートもある。 前日の10日午後1時からは、同会場で映画「二宮金次郎」の上映会を開く。 ともに入場無料。問い合わせは保存会へ。 保存会の畠中正一さんと岩崎清貴さんは「悲惨な物語だが、これを機に知っていただき、次の世代に語り継ぎたい」と来場を呼びかけている。
(相双版)