「狂気山脈」アニメ映画化プロジェクトが白紙に 原作者の会社主導でプロジェクトは続行
劇場アニメ「狂気山脈 ネイキッド・ピーク」の製作が白紙になったことが10月20日、発表された。「狂気山脈アニメ映画化プロジェクト」の活動報告ページ( https://camp-fire.jp/projects/653933/view/activities/625968#main)で詳細が報告されている。 同作は、H・P・ラブクラフトの「狂気の山脈にて」の設定を下敷きにした、ゲームクリエイターのまだら牛氏によるTRPGシナリオ「狂気山脈~邪神の山嶺~」が原作。2021年実施の第1回クラウドファンディングで約1.2億円を集めパイロットフィルムが製作され、23年実施の第2回クラウドファンディングではアニメ映画の本編製作のため約2億円が集まっていた。 製作白紙の理由は、映画本編の制作を一緒に進めていたアニメスタジオが9月末に制作から下り、スタジオが決まったことを前提に進んでいた製作の座組が白紙になったため。第2回クラウドファンディングに出資したメンバーの希望者には、リターンによって支援額の50~100パーセントが返金される(11月15日締め切り)。 原作者で同プロジェクトの製作総指揮を務めるまだら牛氏は、アニメ映画化の計画を見直し、プリプロダクションを自身の会社フォレスト・リミット主導で進めることも発表。25年12月末までのVコン完成を目指し、ともにプリプロダクションを進める制作スタッフの募集を行っている。