久保凛が女子800メートルで初V 田中希実は7位 日本選手権/陸上
陸上・日本選手権最終日(30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)女子800メートル決勝が行われ、サッカー日本代表・久保建英(レアル・ソシエダード)のいとこで予選トップ通過の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が2分3秒13で初優勝を果たした。自己ベストも更新し、「自分のペースで勝ち切ることができたのでうれしい」と喜んだ。2分4秒26の2位は卜部蘭(積水化学)。女子1500、5000メートルでパリ五輪内定済みの田中希実(ニューバランス)は2分5秒14で7着だった。 最初の1周は塩見綾乃(岩谷産業)らが前に出たが、残り250メートル付近で田中と競り合いながら久保がトップに立ち、そのまま押し切った。目標にしていたパリ五輪参加標準記録(1分59秒30)には届かなかったものの「これからもっと練習を積んで世界で活躍できる選手になりたい。今回パリ五輪の参加標準記録には届かなかったので、次の世界の大会に出られるように練習を積んでいきたい」と意気込んだ。