名門ボカとリーベルで主力の日本人女子選手を現地メディアが特集 「アルゼンチンのサッカーは…」
アルゼンチンメディアの『Fox Sports Argentina』は21日、プリメーラ・ディビシオン・フットボール・フェメニーノ(アルゼンチン女子1部リーグ)で戦うボカ・ジュニオルス所属のMF佐々木ユリアと、リーベル・プレート所属のFW江頭一花を特集した。 【写真】ボカ・ジュニオルス所属の佐々木ユリアとリーベル・プレート所属の江頭一花の『X』での投稿 現在21歳の佐々木は三菱重工浦和レッズレディースの下部組織を経て2022年に慶應義塾体育会ソッカー部(サッカー部)に入部。2023年に大学を休学してオーストラリアのエッセンドン・ロイヤルズとプロ契約を交わして1年間プレーし、2024年にボカに加入した。 一方、現在22歳の江頭は、なでしこリーグの伊賀FCくノ一三重に所属するも出場機会を得られず苦悩していた時期に一念発起し、以前から興味を持っていた南米でプレーすることを決意。アルゼンチンでプレーする初めての日本人女子選手として2023年にエクスクルシオニスタスに加入すると、そこでの活躍が認められ2024年に名門リーベルに移籍した。 アルゼンチンと日本のサッカーの違いについてボカの佐々木は「日本の選手はショートパスを多く使います。けれど、アルゼンチンでは長いパスを多く使い、前への意識が強いですね」と説明。一方、リーベルの江頭は「アルゼンチンのサッカーは球際の強さやぶつかり合いの激しさがあります。また、削りも激しく、体のあちこちにアザができます」と、特徴を説明した。 また、佐々木と江頭のふたりは流ちょうなスペイン語で、アルゼンチン式バーベキューの『アサード』や『マテ茶』などのアルゼンチン文化や、アルゼンチン特有のスペイン語表現への知識を披露し、現地メディアを驚かせた。 なお、アルゼンチンではボカの佐々木とリーベルの江頭に加え、フェロカリール・オエステでMF渡辺琉那、ヒムナシア・ラプラタでMF髙橋楓姫、ラシン・クラブでMF津田真凛がプレー。合計5人の日本人がアルゼンチンを舞台に戦っている。
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