大学日本代表24人決定 投手は最速159キロ右腕、愛工大・中村優斗ら11人 監督は疲労考慮
神奈川・平塚市で行われた「侍ジャパン大学代表選手選考合宿」最終日となった24日、7月開催のプラハベースボールウイーク(チェコ、7月6~9日)とハーレムベースボールウイーク(オランダ、同12~19日)に出場する侍ジャパン24人が発表された。 【写真】大学日本代表の主将を務める早大・印出太一 主将は早大・印出太一捕手(4年=早大)が務める。同合宿でも主将に任命されていた印出は「なにをするにも先頭に立ってやってきたつもりなので、プレーで引っ張っていきたい」と、国際大会に向けて意気込んだ。 投手は最速159キロ右腕の愛工大・中村優斗(4年=諫早農)ら11人が選出。堀井哲也監督(62)は「14日間でMAX11試合の日程を考えて。お預かりした選手を絶対に故障させたり、疲労困憊(こんぱい)で帰させちゃいけないなというのがありまして。ピッチャーの人数をまず考えました。それが一番の理由です」と、投手の枚数を重視した。 捕手は3人で、合宿中に二塁守備も俊敏にこなしていた国学院大・神里陸(4年=東海大相模)らが選出。野手は捕手含め、全選手が2ポジションを守る。 内野手は6人。遊撃が定位置の選手は、早大・山縣秀内野手(4年=早大学院)のみも「(法大の)松下選手もショートを考えています」と構想を明かした。 外野手は4人。今秋ドラフト候補の青学大・西川史礁(4年=龍谷大平安)、大商大・渡部聖弥(4年=広陵)、立正大・飯山志夢(4年=中央学院)、早大・吉納翼(4年=東邦)が選ばれた。飯山は25日から始まる東都リーグ2部、3部入れ替え戦のため一足先に帰寮。前日23日の練習後には「代表に選ばれたい気持ちがあります。僕のアピールは今日(2日目)で終わったので、あとは結果を待つだけです」と語っていた。 日の丸を背負う24人は29日から5日間、再び神奈川・平塚市で直前合宿を行う。 青学大・西川 去年経験していて外国人ピッチャーの軌道はわかっているつもりなので、それを生かしたい。 法大・松下 国際大会は初めてなので、自分の与えられた役割を全うしたい。