楽な仕事で高収入「安易な応募 重大な犯罪に…」闇バイト防止へ 年齢近い世代も参加の啓発活動《長崎》
NIB長崎国際テレビ
「闇バイト」を通じて、犯罪に加担する若者が全国的に増加していることを受け、県警は防止のための啓発活動を行っています。 長崎大学で20日、学生サポーターや少年補導員らがチラシを配布して注意を呼びかけました。
(呼びかけ) 「青少年が闇バイトに安易に応募し、特殊詐欺や強盗などの重大な犯罪に加担することが大きな社会問題になっている。不審点のある求人情報には、応募しないで」 県警などが行った「闇バイト防止広報啓発キャンペーン」。
闇バイトとは「高額報酬」や「即日支払い」などをうたい、匿名性の高いSNSなどで犯罪に加担する人を募集するもので、全国的に問題となっています。 そんな「闇バイト」に関して、危険性や悪質な実態を知ってもらおうと、学生サポーターや地区の少年補導員ら約10人が長崎大学の学生にチラシを配りました。
(学生サポーター) 「今、闇バイトが増えていて危険性も高まっている。みんなで注意しあえたらいい」 全国で広がる「闇バイト」。 学生は…。
(2年生) 「あまり知らなかった。SNSなどで情報がもれたら(闇バイトに)巻き込まれるかもしれないので、気を付ける」
(1年生) 「サイト上の情報は全部信じてしまっているので、しっかり確認して応募するようにする」
(2年生) 「学生は、“バイト募集アプリ” で探して応募することが多い。『#で高収入バイト』と書いていたり、『楽なバイト』というのは、周りに聞いてみるなど 意見を求めてから応募したり、そういうものには関わらないようにしていく」
(少年サポートセンター 濵﨑千夏 係長) 「青少年と身近な年齢の近い学生サポーターや、少年補導員に広報してもらうことで、闇バイトについて身近な問題だと知ってもらいたい」 それでは改めて「闇バイト」の特徴について確認していきます。
「闇バイト」は、SNSや求人サイトなどで募集をかけます。 仕事の内容を明らかにしていない。 著しく高額な報酬を示唆する。 即日入金など「楽な仕事で、簡単に高収入が得られる」と強調するケースが多くあります。