パク・ヒョジュ“ユジン”宛てに届いた荷物の送り主が判明…ユジンが苦しんでいた理由を知るイエル“ミホ”<ハピネスバトル>
オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「ハピネスバトル」。第11話では、第10話のラストで登場した謎の女性がユジン(パク・ヒョジュ)の実母シム・ヘジョン(イ・サンスク)であることが判明。ドジュン(イ・ギュハン)はヘジョンを脅し、ミホ(イエル)を追い詰めるために“嘘の供述”を強要する。謎が深まる第11話を考察と共に振り返る。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】弟の不祥事が拡散され、自身の会社が窮地に立たされるチン・ソヨン“ジョンア” ■「ハピネスバトル」とは 本作は、現代の闇をテーマに“ママ友同士のSNSバトル”と“主婦の謎の死の真相”を描く韓国のサスペンススリラー。ある日、高級マンション「ハイ・プレステージ」のベランダで主婦・ユジンが遺体で発見される。そして彼女の妹・ミホは、ユジンが生前にママ友たちと「自分がいかに幸せなのか」をSNSで競い合っていたことに気づき、ユジンと彼女たちの“誰にも知られたくない秘密”も少しずつ明らかになっていく――。 主人公のチャン・ミホ役を「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイエルが務め、ママ友たちのカリスマリーダー、ソン・ジョンア役をチン・ソヨンが、キュートなルックスで人気を集めるインフルエンサーのキム・ナヨン役をチャ・イェリョンが、完璧な専業主婦オ・ユジン役をパク・ヒョジュが、ワーキングマザーのファン・ジエ役をウ・ジョンウォンが演じる。 ■ユジンの実母・ヘジョンを脅して“嘘の供述”を強要するドジュン ユジンの夫・ドジュンは、マリリンという店を訪れ、ユジンの母親シム・ヘジョンに「ユジンはここにいたときも正気を失っていた」と供述するよう告げる。渡された金を突き返して断るヘジョンだったが、ドジュンはとある写真を見せてヘジョンを脅し、ミホが訪ねてきても何も話さぬようヘジョンに口止めをした。 その後、ユジン宛てに届いた荷物の送り主「シム・ヘジョン」が気になったミホは、ヘジョンのもとを訪れるが、ドジュンに口止めされていたヘジョンはミホを冷たくあしらう。ユジンが亡くなる前に送ったはずの荷物が昨日届いたことを知ると、表情が一変するヘジョン。しかし何も語ることなくミホを追い返すのだった。 一方ドジュンは弁護士のテホとともに、“ユジンの死にミホが関与していた”とする筋書きを考え、徹底的にミホを追い込もうとしていた。そこへヘジョンから荷物のことを知らされ、「…」と表示された謎の人物に連絡する。荷物を持ち去り、また戻したことを責めるドジュン。しかし謎の人物からは「約束を守らないのが悪い」という返信が届き、ドジュンはイラついた様子で「バレたら俺たちおしまいだ」とメッセージを送った。 ■母・ガンスクがユジンの父と不倫をしていたと知り、ショックを受けるミホ その頃、ジョンアの会社「インナースピリッツ」は危機を迎えていた。弟・ジョンシクのドラッグ動画や暴力動画が拡散され、融資を取り消す企業が続出。さらにジョンアは、夫のスビンが女性絡みの話でジョンシクからゆすられていることに気付いてしまう。 一方、ヘジョンがユジンの実母だと知ったミホは、再びヘジョンの元を訪ねる。そこで、高校卒業後2年間ユジンが暮らしていたという薄暗い部屋を見せられ、本当に不倫をしていたのはミホの母・ガンスクだったことを知らされる。そして、ユジンの父が破産し借金取りに追われたとき、ミホに助けを求めていたことも知るのだった…。 ショックを受けたミホは療養院を訪れ、ガンスクを問い詰める。ガンスクの不倫が本当だったことを知り、“なぜユジンが苦しんでいたことを教えてくれなかったのか”と怒りをぶつけるが、ガンスクは頑なに“ミホの幸せのためだ”と言って強気な姿勢を崩さなかった。 その後、ミホが必死で鍵のことを突き止めようとしていると知ったドジュンは、再び謎の人物「…」にメッセージを送る。「約束を守らない」「恩を返さない」とドジュンを責める「…」に、ドジュンは「あんたがユジンを殺しただろ?」と返す。どうやら事件の当日、部屋にはユジンとドジュン以外に謎の人物がもう一人いたようだ。そんな中、ミホはとうとう鍵の秘密にたどり着くのだった――。 ■ドジュンはユジンを殺していない? 第11話には、ユジンの実母・ヘジョンが登場。ユジンの過去や亡くなる直前の行動を知るキーパーソンであるものの、ミホがたどり着く前にいち早くドジュンが手を打ち、脅迫して口をふさいでしまう。それでもミホに、ガンスクとユジンの父との不倫やユジンの苦しみを伝えたのは、2人への憎しみが強かったからだろう。 何も知らずにユジンを苦しめていたことを突きつけられ、ショックを受けたミホは初めて母を詰めるが、頑なに態度を崩さないガンスク。彼女の言動から、ミホの思いは全く届いていない様子だった。もし彼女がほんの少しでも娘たちの気持ちに寄り添っていたら、また違った結果になっていたかもしれない。 一方で、終始不穏な動きを見せるドジュン。「…」という謎の人物も登場し、ユジンが亡くなった当日の現場の動きに注目が集まる。「バレたら俺たちおしまいだ」だというメッセージから、ドジュンが“ユジンの死”に関与していたことは間違いないだろう。しかし「…」に「あんたがユジンを殺しただろ?」と返信していたことから、ドジュン自身は殺害をしていないという可能性も高まった。 夫婦以外の第三者は、現場で何を目撃したのか。ドジュンの言葉通り、ユジンを殺した犯人なのか。今後のドジュンや謎の人物の動向が気になるところだ。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部