オスタペンコが今季のグラスコート初勝利、ルバキナは出場取り消し [WTAイーストボーン／テニス]

「ロスシー国際」（イギリス・イーストボーン）で2回戦に進出したエレナ・オスタペンコ（ラトビア）（Getty Images）

　WTAツアー公式戦「ロスシー国際」（WTA500／イギリス・イーストボーン／6月24～29日／賞金総額92万2573ドル／グラスコート）の女子シングルス1回戦で、第5シードのエレナ・オスタペンコ（ラトビア）が予選勝者のグリート・ミネン（ベルギー）を7-6(3) 6-1で退け今季のグラスコート初勝利を挙げた。 ～ロスシー国際で初戦を突破した2021年大会チャンピオンのオスタペンコ選手～ 　一進一退の第1セットをタイブレークの末に先取したオスタペンコは第2セット第1ゲームをブレークした直後にサービスダウンを喫したが、続く5ゲームを連取して試合を締めくくった。第3セット3-1からのレシーブゲームで転倒したオスタペンコはメディカルタイムアウトを取って治療を受けたが、再開後も流れは変わらず1時間29分で勝利を決めた。 　前年にタイトルを獲得した前週のバーミンガムでグラスコートシーズンをスタートしたオスタペンコは、1回戦でエリザベッタ・コッチャレット（イタリア）に3-6 3-6で敗れていた。 「このサーフェスは自分にとても合っていると思う。初めてグラスコートでプレーしたときはこのサーフェスで何が起こっているか理解できず、どのようにプレーすればいいかわからなかった。でも毎年どんどんよくなっていったわ」とオスタペンコは試合後のオンコートインタビューで語った。 「芝は素晴らしいサーフェスだけど、本当に滑りやすくて危ないことがある。だから大丈夫かどうか確認するためにメディカルタイムアウトを取ったの」 　2021年大会チャンピオンのオスタペンコは次のラウンドで、ケイティ・ブルター（イギリス）とラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）のペトラ・マルティッチ（クロアチア）の勝者と対戦する。 　そのほかの試合ではレイラ・フェルナンデス（カナダ）、ユアン・ユエ（中国）、予選勝者のアンヘリーナ・カリニーナ（ウクライナ）とマグダ・リネッテ（ポーランド）、ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したハリエット・ダート（イギリス）が2回戦に駒を進めた。 　第7シードのバーボラ・クレイチコバ（チェコ）がフェルナンデスに2-6 6-3 2-6で、第8シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ（ロシア）はリネッテに6-1 6-7(4) 4-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。 　また今大会に第1シードで出場予定だったエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）がスケジュールの変更を理由に棄権したため、ラッキールーザーで繰り上がったソフィア・ケニン（アメリカ）が2回戦でダートと対決することになった。