金運上昇を願い 長井・巳年けん玉製作始まる
来年の干支(えと)「巳(み)」にちなみ、蛇をイメージしたデザインのけん玉製作が17日、競技用けん玉生産量日本一を誇る長井市のメーカー「山形工房」(梅津雄治社長)で始まった。黄金色の玉に赤色で顔や尻尾を描き、金運上昇の願いを込めている。 描いた蛇はつぶらな目でほほ笑み、ちろりと舌をのぞかせる。黄金色は下部にかけて薄くして、塗装の下の木目を浮き出させて、蛇腹模様に見立てている。 干支の図柄は2011年の卯(う)年分から生産を始め、2巡目。遊べて飾れる品として人気が高く、年賀状の写真の被写体に活用する人もいるという。蛇は豊穣(ほうじょう)や金運をつかさどるとされていることから、梅津社長は「物価高など苦労の絶えない時代だが、来年は皆さんにとって上向く一年になってほしい」と話した。 価格は2970円。市内の道の駅「川のみなと長井」や同社のオンラインショップなどで購入できる。