DAY6からBOYNEXTDOORまで、カムバックに期待が集まる理由とは?独自のカラーで人気を集める3組
個性溢れるアーティストたちが、自ら手掛けた曲で続々とカムバックし、音楽界をさらに豊かにしている。彼らは作詞・作曲はもちろん、アルバムのテーマまで自分たちで決め、独自のカラーを確立している。 世代や年代を問わず、自ら楽曲を手掛ける歌手たちは、音楽的なアイデンティティを早期に確立している。アーティストの内面から生まれたストーリーでファンと深い絆を作るだけでなく、大衆にもアピールし、信頼して聴くことのできる音楽を披露している。 DAY6は、自分たちだけの音楽世界を構築している代表的なミュージシャンだ。彼らは9月2日、9thミニアルバム「Band Aid」でカムバック。すでに韓国の5大音楽ランキングの1位を総なめにする快挙を達成した。今回のニューアルバムには、タイトル曲「Melt Down」を含む8曲を収録。メンバーたちは今回も全曲の作詞・作曲に参加し、アルバムの完成度を高めた。 DAY6は確かなボーカルと演奏技術を土台にし、その上に自分たちのストーリーを一貫して積み上げてきた。最近「You Were Beautiful」や「1ページになれるように」など様々な曲が再びブームを巻き起こし不朽の名曲として人気を集めている。今年の年末には韓国のバンドとして初めて、高尺(コチョク)スカイドームでコンサートを開催する予定だ。 9月9日にカムバックするBOYNEXTDOORは、昨年デビューした新人としては珍しく、着実にメンバー全員が楽曲の制作に参加してきた。彼らは3rdミニアルバム「19.99」でタイトル曲「Nice Guy」を含む7曲の作詞・作曲に名を連ねた。ニューアルバムに収録された7曲のうち、会話中心に展開される「SKIT」を除けば、事実上全曲に参加したことになる。アルバム名「19.99」は、20歳になる直前を表現したもので、実際のメンバーたちの年齢層をテーマに、彼らの率直な考えを盛り込んだ。 BOYNEXTDOORは、デビューシングル「WHO!」からこれまで発表したほとんどの楽曲の作詞・作曲に積極的に参加し、差別化に成功した。メンバーがメロディーと歌詞を制作しているため、彼らの音楽には同年代の若者が共感できる日常的な題材が反映されている。 隣の少年たちというグループ名のように、隣で話しているような親しみやすい感性も特徴だ。聴きやすい音楽で口コミが広まり、BOYNEXTDOORは最近、最も注目される新人グループのうちの1組として浮上している。 デビュー20周年を迎えた歌手ユンナは9月1日、7thフルアルバム「GROWTH THEORY」を発売。彼女は今回のアルバムのタイトル曲「SUNFISH」を含め、全10曲を作詞・作曲した。今回のアルバムはユンナのカラーを詰め込んだ成長理論書だという。 彼女はニューアルバムで、シンガーソングライターとして認められてきた実力をもとに、自身が伝えたい話を繰り広げた。特に、作詞・作曲に参加した前作のタイトル曲「事象の地平面」が大ヒットを記録した後に発表するアルバムという点でも期待を集め、好評を得ている。
ファン・ヘジン