強盗殺人などの男(32)控訴審初公判 2020年に女性を殺害し遺体を遺棄した罪 福岡高裁宮崎支部
鹿児島テレビ
2020年、SNSで知り合った女性を殺害して車を奪い、遺体を垂水市に遺棄したとして鹿児島地裁で無期懲役の判決を受けた男の控訴審の初公判が、福岡高裁宮崎支部で開かれました。 強盗殺人と死体遺棄などの罪に問われているのは、住所不定、無職の田畑悠也被告(32)です。一審判決によりますと田畑被告は2020年9月、SNSで知り合った鹿屋市の会社員、岩切 みはゆさん(当時35)の車内で岩切さんの首にシートベルトを巻きつけ殺害し、軽自動車を奪い遺体を垂水市の土手に遺棄したとされています。 一審では検察側と弁護側の間で殺意の有無などが争われましたが、鹿児島地裁は検察側の主張を認め、無期懲役の実刑判決を言い渡しました。 田畑被告は判決を不服として控訴し、11月14日から福岡高裁宮崎支部で控訴審が始まりました。弁護側は一審に引き続き、田畑被告に殺意がなかったことなどを 主張する方針です。一方、検察側は14日の裁判で、殺意を立証するための新たな証拠を提出しました。 弁護側は今後、この証拠への反論を準備する方針で、次回の裁判は12月5日に開かれます。
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