「MNHフェンシングクラブ」のレッスン風景

　京王線調布駅近くのフェンシングクラブ「MNH（エムエヌエイチ）フェンシングクラブ」（調布市調布ヶ丘1、TEL 042-426-2061）の体験希望者が急増している。（調布経済新聞） 【写真】「MNHフェンシングクラブ」の大久秀コーチ 　2015（平成27）年に設立し、昨年「東京ガーデンフェンシングクラブ」から改名した同クラブ。「誰もが喜びを感じて働ける社会の創造」を目指すMNH（同）の関連会社として、MNHスポーツ（同）が運営を手がける。スポーツの中でも特にマイナースポーツの競技人口を増やし、競技引退後に指導者としてのキャリアを築ける場になることも目指しているという。 　クラブのリニューアルを機に、未経験者でも分かりやすい独自の級制度を導入し、幼児教室、小学生・中学生教室、男女混合の大人教室、女性限定の大人教室を展開。他のクラブではあまりない大人向けの初心者クラスを設けているのも特徴で、遠方から通う会員も増えているという。経験者の練習会や選手コースなども設け、初心者から全国レベルまで、フェンシングを楽しめる環境を提供している。 　「フェンシングは体力勝負だけではないので、何歳からでも始められ、生涯にわたってできるスポーツ」だと言う小澤尚弘社長も最近になってフェンシングを習い始めた。高校からフェンシングをしていたという菅喜嗣会長は、今年10月にドバイで行われる「世界ベテラン選手権大会」に日本代表として出場する。 　今月11日に閉幕したパリオリンピックで、フェンシング競技への期待や躍進が報じられる中、オリンピック開幕前から体験希望者が増え始め、金メダル獲得を機に急激に増加。ジュニアの体験も多いが、大人の問い合わせも多く、全くの初心者や高校の部活でやっていた経験者など、20～60代の幅広い世代が体験に訪れているという。希望者急増を受け、9月の体験枠も増やして対応する。 　小澤社長は「フェンシングは幅広い世代で楽しめるスポーツ。楽しく練習することで、さらにファンを増やし、国際交流ができる大会なども開催できれば」と話す。 　営業時間は、火曜＝18時～20時、水曜＝16時～21時、木曜＝17時30分～21時、金曜＝15時30分～21時、土曜・日曜＝10時～21時。月曜定休。