国立大学の学費値上げ検討に「断固反対」 東大生らが国に要望書提出
東京大学など複数の国立大学で学費値上げが検討されている問題で、学生らが「断固として反対」などと抗議し、国に対して要望書を手渡しました。 【映像】学生らによる会見 「現在、声を上げることができる唯一の存在である私たちは、将来の学生のことまでも考慮に入れて、授業料値上げに真摯に向き合っていかなければなりません。学生の進路選択を不当にゆがめる授業料値上げには断固として反対する所存です」(東京大学の学生らの会見) 東京大学の学生らは文科省で会見を開き、「東大で授業料値上げが実施されれば、他の大学にも波及するおそれがある」と訴えました。学内でのアンケートでは反対意見が9割以上にのぼったということです。 また、衆議院議員会館では国立大学の学生や教員らによる反対集会が開かれ、国に対して運営費交付金の増額などを求める要望書が提出されました。 東大の藤井総長は、21日に学生との意見交換の場を設ける予定で、「学内外からの意見に耳を傾け、慎重に見極めていく」としています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部