トランプ政権発足前に…なぜ?日本“外交キーマン”が退任
■後任は?過去に警察庁出身者、今回は防衛省出身者の名前も…
国家安全保障局長の後任には、今の外務省のトップ・岡野正敬次官を起用する方向だ。実は、秋葉氏のポジションは安倍政権下では、警察庁出身者がつとめたこともあった。今回は石破首相が防衛庁長官経験者であったことから、防衛省出身者の名前もあがっていた。こうした中、石破首相が選んだのは「外交の継続性」という観点から、今の外務省トップの岡野氏だった。ある政府関係者は「これまでの外交をベースに石破カラーのもとで新たな日米関係を構築していく体制だ」と指摘する。 トランプ政権が今月発足する中、外交の継続性を生かしながら、日米関係を新たなステージへと進化させていくことができるのか。政府の外交力の真価が問われる局面を迎える。