伊藤健太郎「未恋」で演じる主人公に「共感はできなくても理解はできる」
ドラマ「未恋~かくれぼっちたち~」の取材会が大阪・カンテレ本社で行われ、主演の伊藤健太郎が出席した。 【画像】ドラマ「未恋~かくれぼっちたち~」の取材会に参加した伊藤健太郎 本作は、居場所はあるが孤独を抱える通称“隠れぼっち”たちの群像劇。小説を書きたいという思いを持ちながらもコミック編集者として働く高坂健斗が、変わり者の歳上派遣社員・鈴木みなみと売れっ子アイドルマンガ家・深田ゆずに出会い、自分の気持ちに正直な2人に感化されていくさまがつづられる。伊藤が健斗を演じ、愛希れいかがみなみ役、弓木奈於(乃木坂46)がゆず役に起用された。 健斗は周囲から“ミスターリスク回避”と呼ばれるほど、何事にも準備を怠らない男だ。伊藤は「“できる男”ではあるけど、どこか人に対して心を開かない部分があります。“かくれぼっち”を体現している男性だなと思いました」と回想。自分との共通点はほぼないそうで「彼の中ですごく考えて言っている言葉でも、相手にグサっと刺さってしまったり、違う形で捉えられてしまったり。『もっとストレートに気持ちを伝えればいいのにな』と思うところがありました」と振り返る。しかし、演じることは楽しかったとも明かし「“共感”はできなくても“理解”はできるんですよね。それを、自分がお芝居をするうえで(役柄に)アプローチするための“ガソリン”にすることを意識しています」と語った。 愛希と弓木の印象を聞かれると、伊藤は「弓木さんは“弓木ワールド”を持っているので、質問したことに対して全然違う答えが返ってきて、『おっ…!?』ってなることがあったりとか(笑)」「愛希さんは愛希さんで…本当に心を開かないタイプだと思うんですね(笑)。ちょっと撮影期間が空くと、リセットされちゃうので」とコメント。「とはいえ、お2人もすごくがんばって現場でお話ししてくださって。苦になるとかはまったくなかった、本当に楽しい現場だったのは2人のおかげ」と述懐した。 最後に「今年を漢字一文字で表すと?」と問われた伊藤は「楽」と回答し、「『未恋』の現場ですごく楽しく作業させていただきましたし、振り返ると楽しいことばっかりだった2024年だったので、“楽”という漢字が一番しっくりきます」と充実感をにじませる。そして「来年はもっともっと自分の芝居力を磨いて、自分のやったことのない作品などにもチャレンジしていきたいなと思っています」と意気込んだ。 「未恋~かくれぼっちたち~」は、1月9日にカンテレ・フジテレビで放送スタート。脚本は吉田ウーロン太、石黒麻衣、木村淳、中林佳苗が執筆し、演出は高山浩児と中村剛が手がける。 ※高山浩児の高ははしご高が正式表記 ■ 未恋~かくれぼっちたち~ 2025年1月9日(木)スタート カンテレ 毎週木曜 24:25~24:55(初回のみ24:40~25:10) フジテレビ 毎週木曜 26:25~26:55(初回のみ26:40~27:10) ※FOD、TVer(ティーバー)、カンテレドーガで配信