「まるでライオンのたてがみ…」腰まで伸びた独特な髪型の少年、学校に退学を迫られる “散髪恐怖症”と診断
社会の期待に合わない? アイデンティティとしての髪型
LBCによれば、ファルーク君の髪を伸ばした理由は、父方の家族から髪の毛は3歳まで切ってはいけないと教えられたからだとボニーさんは述べている。まさかここまで髪が伸びるとは思っていなかったそうだが、3歳になっても髪を短くすることはなかったということだ。 ボニーさんは、ファルーク君のような子供たちにとって、髪型はアイデンティティの一部だとし、学校が社会の期待に合わせるために、それを取り上げようとすることに疑問を感じているという。 もっとも、ファルーク君が今の学校を気に入っていること、また教育の質も高いことから、ボニーさんはなんとか髪を切らせようと努力してきたという。オディティ・セントラルによれば、散髪恐怖症克服のために心理療法も始めようとしているそうだが、ファルーク君は、「髪を切れば生きている価値はなくなる」とまで言っているそうだ。 ファルーク君の学校は、英メディアからコメントを求められたが、個人に関することには守秘義務があるとして、コメントを拒否しているという。
文:山川真智子