タイ輸出、8月は前年比7%増 伸び鈍化も2カ月連続プラス
[バンコク 25日 ロイター] - タイ商務省が25日発表した8月の貿易統計によると、輸出が前年同月比7%増と、2カ月連続でプラスとなった。ロイターがまとめたエコノミスト調査では5.8%増と予想されていた。 2022年3月以来の大幅な伸びとなった7月の15.2%からは鈍化した。 バーツが対米ドルで2年半ぶりの高値に上昇している中、商務省は今年通年の輸出予想を1─2%増に維持した。 同省のプーンポン・ナイヤナパコン貿易政策戦略局長は、主要市場で需要が回復していることから今年はさらなる輸出の伸びが見込まれ、予想を上回る可能性もあるが、バーツ高が第4・四半期の輸出に影響するだろうと述べた。 8月の輸入は前年比8.9%増、市場予想は7.30%増だった。 8月の貿易収支は2億6000万ドルの黒字、予想は7000万ドルの赤字だった。