「来た時よりきれいにして帰ろうってシンジが」日本代表のロッカールーム清掃の“原点”は小野伸二だった? 黄金世代MFが明かす「当たり前のようにやっていた」
「いろいろな思いがありますね」
男女問わず、いまやお馴染みになっているのが日本代表のロッカールーム清掃だ。散らかし放しで帰るチームも少なくないなか、ゴミ一つ残さず、整頓して会場を後にする様はワールドカップなどの度に世界から称賛を浴びている。 【画像】「ピッチ内外で一流だ」と反響続々!なでしこジャパンの整頓された試合後のロッカールーム。ホワイトボードに掛かれた文字は... 12月3日に現役ラストゲームを終えた北海道コンサドーレ札幌の小野伸二が、その原点だったと語るのは。同じ1979年生まれの元日本代表MF本山雅志だ。 同日にフジテレビ系列で放送されたスポーツ番組「S-PARK」の小野伸二特集の中で、こう回顧している。 「ユースの時から、来た時よりきれいにして帰ろうってシンジが言うので、いま、日本のロッカーがきれいになってますみたいなのは、昔から当たり前のようにやってました(笑)」 その本山や高原直泰、稲本潤一、遠藤保仁ら“黄金世代”のメンバーとともに決勝進出を果たした1999年のワールドユースで、小野は主将を務めた。その当時から、ドレッシングルームの清掃を促していたようだ。 メンバーのひとりだった中田浩二も「サッカー以外のところでも、本当にシンジの人柄というか、人間性というか、僕にとってシンジというのは目標でもあり、また仲間でもあり、いろいろな思いがありますね」と感慨深けに語っている。 ピッチで魅せる天才的なテクニックだけでなく、その人柄でも、ファンやチームメイトを魅了した小野伸二。日本サッカー界に残した功績は計り知れない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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