小学生の2学期は勉強につまずきやすい!? 「算数が苦手な子」にならないために親ができること
長かった夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まりました! 2学期の学習はどの学年も重要単元が出てきてつまずくことが多いって知っていましたか? たとえば、算数だと1年生では繰り上がり・繰り下がりのあるたし算・ひき算、2年生では九九、3年生では小数、4年生では2桁で割るわり算やがい数(およその数)、5年生では倍数・約数や速さ、面積の求め方、割合、6年生では比例・反比例や立体の体積など……盛りだくさんの内容。2学期の学習は、次の学年以降につながる大事な内容がとっても多いので、一度つまずくと「苦手」につながりやすいとも言えます。 【漫画を読む】ほぼ塾なしで開成中学に合格した子が実践!「問題文読み上げ勉強法」で算数を解きながら読解力を身につける 学習のつまずきと一言でいってもいろいろありますが、特に多いお悩みの一つが「文章問題が理解できない」というもの。基本的な計算問題はなんとかなっても、文章問題になるとさっぱりで……と、悩まれるご家庭も多いのではないでしょうか。我が家には地域の小学校の支援学級に在籍する小6長男がいますが、長男も「文章問題の理解」が大きな課題でした。 今回は書籍『感覚統合✕モンテッソーリの視点で伸びる! 発達が気になる小学生の学校生活&おうち学習ガイド』から、算数・文章問題のつまずきと対策についてご紹介します。
どこにつまずいているのか把握しよう
まずは文章問題を解くどの過程が難しいのかを観察してみましょう! たとえば、 ・読めていても、書かれている内容を頭の中でイメージできない ・数の概念そのものにつまずきがある ・出てきた数字を順番に使って当てずっぽうで式を作っている ・「この」「その」など指示語が理解できない など、いろいろなところのつまずきが想定できます。 算数は積み上げ式の教科なので、つまずきがあると、その後の学年の学習の理解も難しくなります。問題文が短い1年生のうちに、お子さんに合った読み解き方をできるだけ見つけてあげられると良いですが、それがなかなか難しい場合もあると思います。でも、学年が上がって本人の理解が進むことで以前解けなかった問題がわかるようになることもあるので、つまずいているな、と思ったら焦らず思い切ってさかのぼることをおすすめします!