田崎史郎氏 国民・玉木代表の不倫騒動も“103万の壁撤廃”へ「より強硬に」党の影響力「変わらない」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏(74)が12日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。不倫疑惑報道を受け会見で謝罪した国民民主党・玉木雄一郎代表(55)について言及した。 【写真あり】玉木氏不倫疑惑の相手、元グラドル 玉木氏は11日、「高松市観光大使」を務めるタレントの小泉みゆき(39)とホテルで密会していた疑惑などを、一部週刊誌のネットサイトに報じられていた。報道を受けて、国会内で会見し「おおむね事実」と認め謝罪。同時に「しっかり仕事で返したい」と、議員辞職は否定した。 党は年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」を178万円に引き上げることを公約に掲げていたが、このスキャンダルで「より強硬姿勢に」なると指摘した田崎氏。「党内で割と妥協的だったのは玉木さんなんですね。他の幹部の方はできるだけ引き上げようとしていたわけですよ」とした上で「玉木さんはその中で柔軟姿勢を示していたのが、もうこれで示せなくなって。より強く出ないといけなくなって、対応は変わってくるんだろうと思います」と今後を予想した。 一方の自民党の立場については「自民党はある程度『103万円の壁の撤廃』はやらなければならないと思ってる」とし「一方で財源問題もありますから、(国民民主党と)どこかで折り合わなければいけないと思ってるんですよ」と解説。「その地点がどこなのかまだ見えないんですけど、交渉当事者の間からは“130万かな?どうかな”っていう話が聞こえてくるっていう状況で。まだまだこれから交渉は続きます」とした。 今後の国民民主党の影響力について「自民党からも批判してないし、野党からも批判出てこないんですね。それだけ国民民主党の今の立場は強いんですよ。だからそれは変わらないと思います」とコメント。「国会の中でちょうどキャスティング・ボートを握っているわけですから。両方から誘われる感じなんですね」と党の強い影響力は衰えないと予測した。