<サッカー>孫興慜が復帰、李康仁は好調…韓国、クウェートと対戦へ
クウェート遠征を控えたサッカー韓国代表が、帰ってきた「キャプテン」孫興慜(ソン・フンミン、トッテナム)を中心に大勝を狙う。 洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(55)が率いる韓国代表は14日午後11時(日本時間)、クウェートシティのジャービル・アル=アフマド国際スタジアムで行われる2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選B組第5戦でクウェート代表と対戦する。首位の韓国(勝ち点10、3勝1分け)は現在2位のイラク・ヨルダン(以上、勝ち点7)に3点差をつけている。 クウェートに勝利すれば独走体制を固め、W杯本大会に大きく近づく。1チームあたり10試合を行う北中米W杯3次予選では組2位以内に入ればW杯本大会直行チケットを獲得できる。クウェートはまだ勝利がなくB組5位(勝ち点3、3分け1敗)だ。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは135位で、韓国(22位)とは差が大きい。歴代対戦成績でも韓国は12勝8敗4分けと優勢だ。最近の8試合は7勝1分けと圧倒している。 しかし油断は禁物だ。中東遠征では天気のほか、グラウンド状態、ホームファンの一方的な応援などの多くの変数を克服する必要がある。Aマッチ113試合で52得点のクウェートの英雄ユーセフ・ナーセル(34、クウェートSC)が警戒対象だ。今回の予選では3得点している。 韓国代表はクウェート代表を相手に総力戦で臨む。1カ月ぶりに代表チームに復帰した孫興慜が攻撃の先鋒として出場することが予想される。孫興慜は9月、所属チームのトッテナムの試合中、ハムストリングを負傷し、10月に行われたW杯3次予選の第3、4戦に出場できなかった。Aマッチ129試合で49得点の孫興慜はクウェート戦で1ゴールを決めれば、黄善洪(ファン・ソンホン、50得点)に並んで歴代Aマッチ通算得点2位となる。通算得点1位は車範根(チャ・ボムグン)の58得点。 孫興慜はコンディション管理のためフル出場は避けるとみられる。したがって孫興慜の代わりの選手にも関心が向かう。「新星」ペ・ジュンホ(21、ストークシティ)が孫興慜の代わりに韓国の左サイドで出る可能性がある。ペ・ジュンホはAマッチデビュー戦だった6月のシンガポール戦でゴールを決めた。孫興慜が抜けた第3、4戦では孫興慜の代わりに左ウイングに入り、2試合連続でアシストをマークした。 孫興慜と共に攻撃を率いる欧州組のコンディションもよい。李康仁(イ・ガンイン、23、パリ・サンジェルマン)は10日、仏リーグ1のアンジェ戦で2得点1アシストのワンマンショーを見せた。MFの李在成(イ・ジェソン、34、マインツ)は独ブンデスリーガのドルトムント戦でヘディングで得点し、「司令官」黄仁範(ファン・インボム、28、フェイエノールト)もオランダリーグのアルメレ戦でヘディングゴールを決めた。