【初任給をもらっても生活に余裕なし!?】約5割が“余裕がない”と回答する中でみる「使い道」とは?
社会人として働き始めると、楽しみなのが「初任給」。初任給を何に使おうか、現在考えている方もいらっしゃるでしょう。 ただ、まとまったお金は手に入りますが、「生活に余裕が出るか」というとそうでもないようです。 そこで今回は、学歴別の初任給の平均額や、使い道として多いのは何かについて調べてみました。初任給を使い果たして失敗することがないよう、参考にしてみてください。
初任給の平均はいくら? 生活に余裕はある?
学校を卒業した人が、勤務した会社から最初にもらう「初任給」。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、新卒者の初任給の平均は表1の通りになります。 表1
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」を基に筆者作成 初任給からは、社会保険料や所得税などが引かれて、手取りは額面の75~85%程度になる点に注意が必要です。初任給が出ると、学歴に応じて15万~22万円前後のまとまったお金が手に入りますが、生活費の支払いなどがあり、手元にはあまり残らない場合もあるようです。 株式会社モデル百貨が実施したアンケート調査によると、初任給をもらって生活に余裕がないと回答した人は49.3%でした。生活費を除いて手元に残った金額の平均は、実家暮らしの人が6万9626円、賃貸暮らしの人で5万417円、全体で5万7265円でした。
初任給の使い道で多いのは?
初任給でまとまった金額が手に入ると「何に使おうか」と楽しみにする方もいらっしゃるでしょう。株式会社モデル百貨のアンケート調査によると、使い道として多かった項目は以下の通りです。 第1位:趣味(30.4%) 第2位:プレゼント(29.4%) 第3位:貯金(27.7%) 第4位:外食(22.5%) 第5位:旅行(14.3%) 初任給を趣味に使った人が最も多く、3割を超えています。また、お世話になった相手にプレゼントを贈った人も、3割程度いたことが分かります。 初任給でプレゼントを贈った相手で多かったのは「親」で、86.7%でした。また、プレゼントで多かったのは「食事」で、続いて「食品、お酒」「旅行」「家電」などが挙げられています。プレゼントの平均予算は、送る相手ひとり当たり1万8002円でした。
初任給の使い道で多いのは趣味やプレゼント! 使いすぎて生活に困らないように注意
初任給の使い道で多かったのは、趣味やプレゼントであったことが分かりましたが、生活費の支払いもあり、約5割の人が生活に余裕がないと回答しています。 初任給の使い道を検討している方は多いと考えられますが、使いすぎて生活に困らないように注意が必要です。 出典 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況 結果の概要 株式会社モデル百貨 初任給の使い道ランキング!親にプレゼントした?何に使ったか1.000人にアンケート調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部