赤ちゃんが人見知りする時期はいつからいつまで? 原因と対処法【医師監修】
人見知りはよくあることだとわかっていても、昨日まで誰に抱っこされてもニコニコ笑っていた赤ちゃんが、急に保護者以外の人に抱っこされると大泣きするようになったら、やはり心配になるものですね。この人見知りはいつ始まり、いつまで続くのでしょうか。突然始まる理由と対処法もご紹介します。
人見知りはいつからいつまで?
赤ちゃんの人見知りは生後8カ月から12カ月ごろに始まり、2歳ごろには落ち着くといわれています。しかし個性や家族環境などによって状況が異なるため、生後6カ月ごろから始まる子もいれば、2歳を過ぎてから始まる子もいます。 また人見知りの度合いも一人ひとり違います。保護者のかた以外の人が抱っこすると激しく泣き出してしまう子もいますし、誰に抱っこされても全く人見知りしない赤ちゃんもいるのです。
突然人見知りが始まる理由
人見知りはある時突然始まります。その理由は、赤ちゃんがいつもと違うことを理解できるようになったからです。 それまでは誰に抱っこされてもニコニコしていた赤ちゃんが、急に保護者以外の人に抱っこされて泣き出すと、動揺するかもしれませんね。しかし保護者のかたとほかの人の区別ができるようになったから人見知りが始まるということを理解していれば、素直にお子さまの成長を喜ぶことができるのではないでしょうか。 慣れない場所に行くと急に赤ちゃんが泣き出すことがありますが、この場所見知りも人見知りと同じく、場所の区別ができるようになった成長の証です。
人見知りする子への対処法
保護者のかた以外の人に抱っこしてもらっている時に、赤ちゃんが急に大声で泣きだすと慌ててしまい、すぐに保護者が抱っこを代わろうとすることがありますね。ですが、できればしばらくの間は笑顔で見守ってみましょう。保護者のかたの笑顔を見て安心し、抱っこしてくれている人は怖い人ではないと赤ちゃんが判断して泣き止むこともありますよ。 無理やり家族以外の人に接する機会を多く作って、人見知りを克服させようと焦ってしまうのは禁物。赤ちゃん自身がしっかり守られている、安心できる気持ちがきちんと育まれていることが大切です。人見知りの時期・程度は、生まれ持った性格や家庭環境によるところが大きいので、焦らず見守りましょう。 また祖父母など身近な人への人見知りが心配な場合は、テレビ電話や写真を活用して普段から顔を見せておくと、安心できる人だと認識しやすくなりますよ。 >過剰な反応は避け落ち着いて様子を見る >テレビ電話や写真の活用も効果的