田んぼに倒れて動けない高齢者が...! 中学生3人が救助
高齢男性の人命救助に貢献したとして、福島北署は12月23日、福島市の信陵中2年の五十嵐千晃(ちあき)さん、金田一大翔(ひろと)さん、斎藤結雅(ゆうが)さんに署長感謝状を贈った。 3人は12月16日午後5時半ごろ、下校途中に水田に倒れて身動きができなくなっている薄着の高齢男性を発見し、声をかけた。名前は聞くことができたが、返事の内容から助けが必要だと感じた3人は、高齢男性を抱きかかえて保護し、自宅に戻ってもらおうと、自宅を探すなどした。通りかかった保護者に110番通報を依頼し、3人が連携して高齢男性を救った。 贈呈式は同校で行われ、松崎保夫署長が感謝状を手渡した。3人は「最初はどうしていいか分からなかったが、助けることができて良かった」と語った。松崎署長は「寒さもあり、発見できなければ危険が大きかった」と感謝し、立ち会った青柳茂宏校長は「『気づき 考え 行動する』という学校の目標を達成してくれてうれしい」と話した。
福島民友新聞社