海洋安保巡り30カ国が議論 中国で海軍シンポ、日米も参加
【青島共同】日米中を含むアジア太平洋地域の約30カ国の海軍トップらが集まる「西太平洋海軍シンポジウム」が22日、中国山東省青島で開かれた。24日までの期間中、海洋安全保障や偶発的な衝突を避けるための方策について議論を交わす見通し。 中国軍最高指導機関、中央軍事委員会の制服組トップ張又侠副主席は開幕式で「海洋でのグローバル統治は多くの新たな課題に直面しており、私たちは団結と協力が必要だ」と協調を呼びかけた。「海上における封じ込めは世界を引き裂き、混乱に陥れる」とも述べ、米欧などによる中国包囲網をけん制した。 23日は「運命を共にする海洋」をテーマに海洋秩序を巡り意見交換する。