「Microsoft Edge 131」が正式リリース ~「Edge」固有の脆弱性修正も
米Microsoftは11月14日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v 131.0.2903.48を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge 131」における変更は、主に内部的なものだ。 【画像】設定項目の多いページには、利用頻度の高いアクションへのクイックアクセスが追加。階層分けにより、全体の見通しが向上 ・「beforeunload」イベントのキャンセルダイアログの動作を変更 ・耐量子コンピューター暗号「Kyber」は軽微な技術的変更の上で標準化され、「Module Lattice Key Encapsulation Mechanism」(ML-KEM)に名称変更 ・新しいサイドバーポリシー「EdgeSidebarAppUrlHostAllowList」。サイドバーで開くURLをコントロールできる 「Edge 130」で案内された設定ページの改善は、段階的に展開中。編集部にて、クイックアクセスボタンが利用できることを確認している。 セキュリティ関係の修正は、「Edge」固有の脆弱性が1件。 ・CVE-2024-49025:Microsoft Edge (Chromium ベース) の情報漏えいの脆弱性(警告) 加えて、「Chromium」がv131.0.6778.70へとアップデートされた。8件の脆弱性が修正されている。できるだけ早いアップデートを心掛けたい。 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。また、従来よりもわかりやすくしたアップデートインジケーターも展開中だ。
窓の杜,樽井 秀人