シングルオリジン豆を自由にブレンドして飲む!? 小川珈琲が麻布台ヒルズに新コンセプトで出店!
小川珈琲は京都の老舗である。店舗数の多いカフェ運営も、全国に卸すコーヒー豆の製造も京都が中心。その彼らが地元でなく東京に設けた実験的な店舗がある。それが「オガワコーヒー ラボラトリー(OGAWA COFFEE LABORATORY)」だ。桜新町、下北沢に続き2024年3月13日(水)に「麻布台ヒルズ」にオープンさせる3店舗目が、「オガワコーヒー ラボラトリー アザブダイ(OGAWA COFFEE LABORATORY 麻布台)」である。 “ラボ”の名の通りに、コーヒー業界で当たり前とされる常識を打ち破る“研究所”でもある。桜新町店は炭焼きの料理まで充実させた驚くほどメニュー数が多い店。下北沢店は客が器具を使い自分でコーヒーを淹れられる参加型の体験店舗。このたびの麻布台店は世界でオンリーワンのブレンド豆をつくれる、コーヒー豆との新しい付き合い方に焦点を当てた店である。同日にオープンする新エリア「麻布台ヒルズマーケット」の通路沿いに設けられた。 【写真を見る】麻布台ヒルズに出店した小川珈琲の店舗
15種類以上ものシングルオリジン豆から好きなものを選び、ブレンドして持ち帰れる。例えば、「爽やかな酸味のエチオピア イルガチェフェ モカが好きだけど、コクのあるブラジル ハイーニャも捨てがたい。このふたつをミックスして飲んだらどうなるだろう!?」といった願いを叶えられるのだ。店や豆の製造者が定めた一般的な“正解”を横目に見つつ(オガワコーヒー ラボラトリーにも既存のブレンド豆がある)、自己流の味を追求できるのが実に楽しい。
コーヒー豆の名称に詳しくない人もまったく心配いらない。好きな味の傾向をバリスタに伝え、相談しつつ好みの味に追い込むのがこの店の基本である。完成度を左右するブレンドの割合もひとまずプロにお任せしよう。購入する前に試飲して味を確かめるのも可能だ。豆の種類によっては生豆もあり、店内の焙煎機で好みの煎り具合に仕上げて持ち帰れる。