「悪いスパイラルに入っている」サンマや瀬戸内の海の幸 猛暑の影響は…
気になるのは台風10号の影響ですが… 吉文 吉本崇仁 社長 「台風が来て海をかき混ぜると、その後には魚が獲れ始めるので悪いことばかりでもない。9月ぐらいから地元の江田島とかでも定置網漁が始まるので、今回の台風で海がかき混ぜられて、いい状態で9月の定置網漁が始まって、入荷が増えてくれたらいいかなっていうのは思っていますね」 ◇ ◇ ◇ ― 北海道から届いたサンマです。まだ旬ではありませんが、この時期としてはまあまあ大きいんだそうです。これまでに大量に獲れたとういうことで価格も去年の半値ということです。 ― ちなみに、総務省が出している100gあたりの広島市のサンマの平均価格では去年、大きく値上がりしています。最初の収穫量が極端に増えたため報道などで取り上げられました。海水温が上がっているため水温の低い陸地から離れた海域にサンマが生育しているため、何日も遠出して獲ったということなんですが、なぜ増えたか、厳密にはわからないとのことです。今後は収穫量も減り、脂がのった旬な時期、来月後半ごろには値段も高くなるんじゃないかということです。 ― そして、広島と言えばカキ。これから冬場に向けて旬の時期となりますが、夏の猛暑で海水温が下がらず、カキの赤ちゃん(稚貝)が死んでしまったりしたエリアもあるそうで、収穫が心配されます。
中国放送