「相手のGKが多くの時間を浪費した」

試合後に不満を露わにしたカルツォーナ監督。(C)Getty Images

　現地６月30日に開催されたEURO2024のラウンド16で、E組３位のスロバキアがC組１位のイングランドと対戦。勝利まであと数秒というところまで優勝候補を追い詰めたものの、延長戦の末に１－２で敗れた。 【動画】ベリンガムの劇的オーバーヘッド弾＆ケインの決勝ゴール 　25分に先制したスロバキアは、リードを保ったまま６分と表示された後半アディショナルタイムへ。しかし、90＋５分にジュード・ベリンガムのオーバーヘッド弾で追いつかれると、延長に入って91分にハリー・ケインに勝ち越しゴールを許し、力尽きた。 　英紙『METRO』によれば、スロバキアのフランチェスコ・カルツォーナ監督は、「私が受け入れられないのは、相手のゴールキーパー（ジョーダン・ピックフォード）が１分間のアディショナルタイムで多くの時間を浪費したことだ」とイングランドの時間稼ぎを非難。審判についても痛烈に批判した。 「審判３人の態度が気に食わなかった。まったく気に入らなかった。彼らはいつも我々のベンチのほうに来て、相手のベンチは気にしていなかった。本当に気に入らなかったが、これが負けた理由ではない」 　イタリア人指揮官は、「私はチームを誇りに思う。選手全員を祝福しなければならない」と話しつつ、こう続けた。 「唯一気に入らなかったのは、イングランドが妨害し、時間を浪費していたのに、それが罰せられなかったことだ」 　それだけ、イングランドも逃げ切りに必死だったと言えるかもしれない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部