伏姫役・土屋太鳳、映画『八犬伝』の舞台挨拶に登場「大阪パワーでたくさん発信して」
日本のファンタジー小説の原点と称えられる「南総里見八犬伝」の世界と、その作者である滝沢馬琴の物語を描く映画『八犬伝』の舞台挨拶が10月7日、大阪市内でおこなわれ、主演の役所広司をはじめ、土屋太鳳、 曽利文彦監督が登壇した。 【写真】役所広司と手を振る土屋太鳳 唯一無二の奇想天外な物語で、日本のファンタジー小説の原点と称えられる「南総里見八犬伝」の世界【虚】と、物語を生み出した滝沢馬琴の感動の実話【実】の2つのパートが交錯する、山田風太郎の小説『八犬伝上・下』(角川文庫刊)を映画化した同作。役所広司は【実】パートの滝沢馬琴を、土屋太鳳は【虚】パートの伏姫を演じている。 土屋は「八犬伝は小さい頃から知っていたので、この物語に参加すること自体が憧れでした」と語り、「大阪は戦国の世からさまざまなエピソードが存在している、とても魅力的な場所だと思う。時代を超えて輝き続けている大阪で、時代を超えて愛され続けている八犬伝の伏姫として、こうしてご挨拶させていただけることが本当に光栄です」と笑顔で語った。 舞台挨拶では、大阪に関するトークも。大阪で行きたいところを聞かれ、「天王寺動物園」と答えた土屋。「弟(土屋神葉)が舞台で俊徳丸という役をやらせていただいたときがあって、そのときに天王寺のすごさを知ったんです。なので行ってみたいなと」と言い、「子どももいるので、動物園で免疫をつけてもらいたいなと思っています」と話していた。 最後に、「今と変わらない空の下で、どんな時代も変わらない愛情や人情、葛藤、悩み、いろんなものが描かれている作品です。みなさんの心にそっと残るような作品になればいいなと思います。大阪パワーでたくさん発信していただきたいです!」と呼びかけた。映画『八犬伝』は10月25日より、TOHOシネマズ梅田ほかで公開される。