西鉄バス 完全キャッシュレスの実証運行 2路線で
九州朝日放送
西鉄バスは3日から、「運賃は現金以外で支払い」という「完全キャッシュレスバス」の実証運行を2つの路線で始めました。 「完全キャッシュレス」の実証運行は、深刻な運転手不足の中、運行後の精算など現金を扱う業務を減らす事や外国人観光客の路線バス利用の増加に対応するために行われるもので、国土交通省が主導しています。 西鉄の実証運行は、博多港国際ターミナル・天神・博多駅を循環するBRT線と、福岡空港国際線と博多駅を結んでいる、2つの路線で始まりました。 この2つの路線では既に、クレジットカードでのタッチ決済ができます。 お客さんインタビュー(普段からキャッシュレスで乗っていらっしゃいます?) 「はい、乗っています」「早め早めに(チャージして)入れています」「カードを1枚にしていてそれでマイルをためたりとか・・・」 西鉄では「キャッシュレス専用バスでは現金が使えない」ことをPRするチラシを配りました。 西日本鉄道自動車事業本部の松本ふらのさんは「そこまで大きい驚きを持たれている方は予想よりは少なかったかな」と話しました。 西鉄バスでは現在、ICカードなどでの支払いが、90%を占めているということで、利用者の戸惑いはあまり感じられなかったということです。 西鉄では、来年2月28日まで、実証運行し、課題や効果を検証することにしています。
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