夏の青森ねぶた祭についてです。実行委員会が祭りの総括を行い、2024年に新たに導入した2点スタート方式を、2025年も踏襲する意向を示しました。 実行委員会では、2024年度の青森ねぶた祭の収支見込みが報告されました。有料観覧席の販売数は5万8676席と目標を6000席余り上回り、916万円余りの黒字となる見込みです。 2024年の青森ねぶた祭の人出は105万人、ハネトの数は11万7000人で、共に前年を上回りました。 2023年、ねぶたがコースを1周できなかった反省から、2024年は、これまでの吹き流し方式から2点スタート方式に変更。 さらに、通行者の横断によりねぶたの進行が妨げられていた協働社交差点では雑踏対策も講じました。 その結果、夜運行では全ての運行団体がコースを1周できたということです。 この結果を受けて、2025年については。 【青森ねぶた祭実行委員会　佐藤健一実行委員長】 （Q.来年は）「私としては、この方針（2点スタート方式）は踏襲したいなと思います」 「今年より来年、来年より再来年ということで、ねぶたの関係者がそれぞれ知恵を絞って新しい工夫、新しい対処を考えて良いねぶたにしようとしています」 運行方式については、2025年春に行われる実行委員会で、最終決定するということです。 この夏、市道の観覧スペースを一部制限したことについて、青森市の道路維持課に聞きました。歩道にテープを引いたことや飲食店の協力で、通路が確保でき、目立った混乱はなかったということです。 今後、関係機関と協議し、より良い体制をつくっていくとしています。