ロシア無人機がルーマニア領空侵犯か、ウクライナへの夜間攻撃時
[ブカレスト 27日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)に加盟するルーマニアは27日、ロシアの無人機(ドローン)が夜間に隣国ウクライナを攻撃した際、ルーマニア領空を「3分弱の非常に短い時間」侵犯した可能性があると発表した。 ウクライナ南部オデーサの検察当局は同日、ドナウ川を挟んだルーマニアの対岸に位置する町イズマイールがドローン攻撃を受け、3人が死亡、14人が負傷したと発表。ウクライナ空軍はドローン32機のうち24機を撃墜したと明らかにした。 ルーマニア国防省によると、レーダーシステムはウクライナへの攻撃に関与したドローンのうち1機がルーマニア領空を通過した可能性を確認。戦闘機が緊急発進(スクランブル)したほか、地域住民は避難を呼びかけられた。 ルーマニアは今月8日にもロシア無人機に領空を侵犯されている。