「もったいなくて食べられない」歴史上の人物を完全再現した”おにぎりアート”のクオリティが高すぎると話題
2024年11月29日にXに投稿された、ある歴史上の人物を再現したおにぎりの写真が、約7.2万いいね(2024年12月5日時点)つくほど注目を浴びています。その歴史上の人物とは一体・・・? 【写真16枚】歴史上の人物やかわいい動物など!再現度が高すぎるおにぎりアート作品を見る
おにぎりで歴史上の人物を完全再現!
「おにぎり劇場」さんが2024年11月29日に投稿したある歴史上の人物を再現したおにぎり。 長い髪に、丸い眉、小さな口、実はこれ、『源氏物語』の作者として有名な平安時代の作家・紫式部を完全再現したおにぎりなんです。 衣装の十二単までも細かく再現しています。一体どうやって作ったのかというと・・・ まずはじめに、こんぶ佃煮を入れておにぎりを握ります。 握る時点であらかじめ顔と胴体の部分は形作られているのが分かります。 そして次は、十二単の部分の作成へ。色の重なりを表現するため、異なる色の2つのカニカマと大葉をピンセットを使って配置していきます。 一番外側の部分はとろろ昆布で表現。 はさみで長さを整えながら長い裾もしっかりと再現していき、十二単が完成。 顔のパーツはそれぞれ鼻はノリ、目はゴマ、口はカニカマ、眉毛はすりゴマで細かな表情を作っていきます。 最後にノリで髪の毛を作ったら・・・ 紫式部おにぎりの完成!着物がおにぎりで表現しやすく、有名な歴史上の人物であるという理由から作成に至ったそうで、製作時間は30分ほど。写真を撮った後はすぐに食べてしまったとのこと。 実はこの紫式部おにぎりは5年ほど前に作られた作品で、現在の大河ドラマの主役が紫式部でもうすぐクライマックスを迎えるということが、大河ドラマ好きの親との会話の中で出てきたことがきっかけで、改めて投稿しようと思ったそうです。 紫式部おにぎりの投稿に対しSNSでは「もったいなくて食べられない」「見た目だけじゃなくて、具材的にも味もおいしそう」「とろろ昆布着心地良さそう」などと、大きな反響が寄せられています。
かわいい動物からどんぶりまで!これまでに作ったおにぎりアートは約260点
作者の「おにぎり劇場」さんは、2019年におにぎりコンテストがあることを知り、応募したことがきっかけでおにぎりアートに目覚めたそう。作ったおにぎりアートをSNSに投稿してみたところ、思った以上に反響があったため5年以上も作り続けており、これまでに作った作品数は約260点。 おにぎりアートを作る際に意識していることは「具材はご飯と一緒に食べて美味しいものから選んで使っている」とのこと。さらに「その中からモチーフの色に近いもの、ご飯に貼りつくもの、垂れないもの、滑らないもの、イメージした形に加工できるか等を考え、条件に合えばそれらを使って作成していきます」とこだわりを明かしてくれました。 これまでにも猫や犬、ハリネズミなどのかわいい動物や・・・ どんぶりとフタをおにぎりで再現した衝撃的な作品など、様々なおにぎりアートを作成してきた「おにぎり劇場」さん。 中でも大変なのが人物おにぎりで、「その人物に似せるということがとても難しい」のだそう。 特に難しかったのは、「モーツアルトの二重の部分を再現すること」で、このおにぎりアートの制作には1時間以上もかかったんだとか! 見て楽しい、食べてもおいしいおにぎりアート。次はどんな作品が誕生するんでしょうか?
めざましmedia編集部