自動車用鋼板データ解析 JFE西日本で運用開始 他地区・品目に横展開へ
JFEスチールは18日、自動車用鋼板を対象に製造工程の操業データおよび品質データを収集して品質に対する操業の影響を解析する仕組みとなる多工程一貫品質データ解析システム「ジャストクワッド(J―astquad)」を構築し、自動車鋼板の製造拠点である西日本製鉄所(福山地区)で運用を開始したと発表した。自動車用鋼板の安定製造や品質管理業務のためのDX基盤技術の一つとなるもので、2018年から約6年を掛けて実用化した。今後、同じ自動車用鋼板の拠点である東日本製鉄所(千葉地区)や西日本製鉄所(倉敷地区)への展開を計画しているほか、今回のシステムを応用した同様な多工程一貫管理システムを厚板や鋼管などでも予定している。