“歌手人生60年”小林幸子、生涯現役を宣言「天に行くまで歌い続けていきたい」 平城京跡で歌唱
歌手の小林幸子が、来年1月18日放送のBSフジ特別番組『小林幸子 デビュー60周年~悠久の歴史の都 平城宮で歌う~』(後8:00)囲み取材に参加した。 同番組では「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されている「平城京跡」での歌声を軸に歌手として60年歩みつづけた小林幸子の“今(想い)”に迫る。歌手人生60年分の感謝と未来への祈りを込めて小林幸子が今、届けたい歌声。そして、震災復興・こども食堂支援「子ども達の幸せを願い」未来への想いとは。 「60年歌っているとこんなごほうびがもらえるのか、と」と特番放送に喜びを語る小林。世界遺産での歌唱を控え「1300年の古の都で歌うわけですけど、どういうふうになるのかワクワクしています。めぐりあいに感謝です」と噛み締める。自身のなかでも特に歌いたかった希望した「万葉恋歌 ああ、君侍つと」は新井満さんによる、平城京にゆかりのある楽曲となっており「天国の満さんに届くといいな」と思いをはせた。 節目の年を迎えたが「前に小学生の子がわたしに『“歌”ってなに?』と聞かれたことがあて怖かったです。答えが職業だから、っていうのは答えになっていない。自分でもわからなかった。きっとこれを追究するための旅。最後まで修行で、天に行くまで歌い続けていきたい」と生涯現役を約束。 「70周年を目指しますのでその時もみなさんきてくださいね」とほがらかに報道陣に呼びかけ「コンサートでも『70年、80年また来てください!』というとみんな笑いますけど、結果、歌でみんなが明るくなってくれればいいですが、自分の歌とはなにか導いていきたいですね」と展望した。 また、故郷・新潟の佐渡金山が世界遺産に登録されたことに「そうなんですよ!まずこちら(奈良)からスタート。佐渡の金山は何周年でやりますかね?(歌を)やれたらいいと思います。平城京は当たり前のようにすばらしいのですが、金山は本当に待っていたんです」と声を弾ませる。「どれくらいうれしかったか。みんなが喜んでいてうれしいです。やったぁ、ですよ。ふるさとってまた特別な部分があるじゃないですか」と興奮気味に明かしていた。