キタサンブラック牝駒のGI初制覇なるか 紫苑S覇者が秋華賞で一発狙う
紫苑Sを制したクリスマスパレード(牝3、美浦・加藤士津八厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初挑戦初制覇を狙う。 【写真】クリスマスパレードこれまでの軌跡 クリスマスパレードは父キタサンブラック、母ミスエリカ、母の父Blameの血統。母はJRAで1勝、船橋で4勝。半姉のミスヨコハマは現役の2勝馬で、22年の阪神JF(9着)に出走経験あり。また、伯父のソルダ(Soldat)は米でG2とG3を制している。 ここまで5戦3勝。昨年12月のデビューから新馬(中山芝2000m)、水仙賞と2連勝。その後はフローラSが4着、初ダートの関東オークスが9着だったが、前走の紫苑Sを番手から押し切り。3回目の挑戦で重賞初制覇を果たした。今回は一気に相手が強くなるので楽ではないが、デビューからコンビを組んでいる石川裕紀人騎手の手綱、そして先行力は大きな武器となる。 父のキタサンブラックはGI・7勝の名馬にして、今年の種付料が国内最高額タイの2000万円だったトップサイアーだ。産駒はこれまでJRA重賞を14勝しているが、意外にも牝馬は僅か2勝のみ。GIに限ると牡馬が6勝に対し、牝馬は延べ11頭で未勝利。昨年の桜花賞のコナコーストの2着が最高着順となっている。ここで待望の牝馬のビッグタイトル獲得となるか。そういった意味でもクリスマスパレードの走りから目が離せない。