「子どもがなかなか寝ない」原因は“照明”にある!? 一級建築士が語る新学期に“早寝”で体調を整えるコツ
こんにちは。一級建築士として住宅に関するお仕事をしながら、7歳娘と4歳息子を子育て中のともです。 「困った…保育園のお昼寝が長すぎて夜眠らない!」現役保育士が明かす“お昼寝を短くしてもらう方法” 早速ですが、皆さんのお子さんは夏休みからの流れで生活リズムが乱れていませんか? わが家の小1娘もすでに2学期生活をスタートさせましたが、そんな新学期に重視していることが「早寝」です。長期休み明けに生活リズムの乱れから体調を崩さないためにも、十分な時間と質の高い睡眠をとることが大切だと思っているからです。 しかし実際は、早く寝ようと布団に入っても「なかなか寝付けない」というお子さんは少なくないはず。まして夏休み中の夜更かしで生活リズムが崩れていたら、なおさらですよね。 子どもの寝かしつけに頭を悩ませている方や、新学期に生活リズムを取り戻すために十分な睡眠を叶えたい方のために、おすすめしたいのが「照明の工夫」です。今回は、今すぐ実践できる「照明×早寝」のコツをご紹介します。
そもそも人はなぜ眠くなるの?
「メラトニン」という言葉を耳にしたことがありますか? メラトニンとは睡眠と大きな関係のあるホルモンのことです。 夜の暗さで分泌が増え、日中は減ります。朝や日中、陽の光などの強い光を浴びてメラトニンの分泌を止めることで、しっかり目が覚めるのです。逆に言うと、寝たいときに強い光があると、メラトニンがしっかり分泌されず「目がさえてしまった!」となってしまうわけです。
照明の色味で眠気が変わる?
照明には主に、青っぽい「昼光色」、白っぽい「昼白色」、オレンジっぽい「電球色」、の3種類の色味があります。 この中で特に睡眠に向いている色味はどれでしょうか? 参考までにわが家のポータブル照明の写真で色味を比較してみましょう! もうお分かりですよね。そう、リラックスできるオレンジっぽい光の「電球色」が寝室には最適です。 「昼光色」「昼白色」もそれぞれ向いている場面があるので、使い分けられるのがベストです。
寝室の明かりだけ工夫するのではダメ!?
早寝が目標なら、寝室の照明に配慮すればOKだと思いますよね? でも、残念ながらそれだけでは足りません。「さあ寝よう」と寝室に行ったに照明が暗い……、それでは、ある意味手遅れなのです。 注目するべきは、お子さんが寝る1~2時間前に過ごす部屋の照明です。わが家がそうであるように、リビングで過ごしているご家庭が多いのではないかと思いますが、その部屋の明かりをどうするかが入眠にとって非常に重要なのです。 寝る直前だけではなく、寝る1~2時間ほど前から照明を控えめにすることで、前述のメラトニンが分泌されやすくなるだけでなく、副交感神経が優位になってリラックスモードに移ることがき、眠りにつきやすくなるのです。 次回は、実際にわが家がやっている方法をご紹介します。
【Profile】オンライン建築士とも(@tm_tegaki_pers)
7歳女の子と4歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。
with online