【特集】来春、女子プロレス界引退へ 新潟市出身プロレスラー里村明衣子 15歳でふるさと離れ30年 「この道で本当に良かった」 故郷・新潟市で最後のリング そして今後は ≪新潟≫
故郷・新潟市での最後の試合
ことし11月、新潟市体育館で開かれた「センダイガールズプロレスリング」の大会。 里村さんにとってこの日の試合がレスラーとして故郷・新潟市であがる最後のリングです。 ふるさと最後の戦いを応援し見届けようと多くのファンが駆けつけました。 中には中学時代の友人の姿も。 〈同級生〉 「中学の進路を決めるところから見ているから締めくくりはちょっと見たいと思って」 〈同級生〉 「私としては見納めかなということでドキドキして感動して涙が出ちゃうかもしれない」 両親・家族そして支え続けてくれた家族。 〈里村さんの父〉 「新潟で見られるのはきょうが最後ですので何とか事故なく頑張って勝ってほしいと思います。」 〈里村さん母〉 「自分で最後だっていうのがあるから……。負けても勝っても自分らしくおさめればいいなと思って……。」
30年間変わらない姿
この日、里村さんの試合は最後のメインイベント。 故郷に錦を飾る里村さんの最後の試合に向かって、選手たちがリングで懸命な戦いを見せます。 そしていよいよ…… 特別な思いで臨むこの日の一戦……。 〈実況席〉 「里村~めいこ~!!」 この日の相手は、いま女子プロレス界でも人気・実力ともに屈指の安納サオリ選手。 〈ゴング音〉 「カーン!」 彼女の築き上げたスタイル、キックを駆使した戦いで攻勢に出ます。 あらゆる物事に全力で向き合う。 それは1人ふるさとを離れ、夢を追いかけ始めたあの頃からの変わらぬ姿。 〈里村さんの中学時代の同級生〉 「最初もさ、応援に行ったから最後もみんなでね」 「30年間頑張ったからやっぱり来なきゃ。応援して締めくくりをちゃんと見たいなと思って。」 〈里村明衣子選手〉 「常に応援し続けてくれた家族がいたから。 一心不乱にこの道を歩むことができた。 苦しい時もあった…ケガ、団体存続の危機…でも、どんな困難にも正面から向き合い、乗り越えてきた。その積み重ねが里村明衣子という偉大なレスラーを作り上げた 」
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