サウナ好きに人気の大阪・京橋の銭湯隣に「つけ麺専門店」、近畿大学大学院生の起業家による新たな挑戦
大阪でサウナ好きに特に人気の銭湯「ユートピア白玉温泉」(大阪市城東区)の併設施設として、つけ麺専門店「つかる、つける。」が9月21日オープン。入浴後、サウナ飯が気軽に楽しめると話題になりそうだ。 【写真】看板メニューの「白玉つけめん」 同店を手掛けるのは近畿大学大学院の学生が代表をつとめる「やるかやらんか」(奈良県橿原市)。同社の代表・西 奈槻さんは2020年に同級生とともにラーメン店「jinniyah/奈KAMA」をオープンし、2021年には「すするか、すすらんか。」として同店をならまちにてリニューアル。さらに今年の4月には大阪・心斎橋にて2号店を出店し大阪初進出を果たすなど、新進気鋭の起業家として知られている。 そんな西さん率いる同社が今回手がけたのは、入浴後の熱った身体でも食べやすいつけ麺専門店。「この店をオープンすることになったのは、ユートピア白玉の社長・北出さんからのお声がけがきっかけなんです。実は北出さんも近大出身の先輩というご縁があって実現しました」と、西さんはオープンの経緯を話す。 つけ麺は看板メニューの「白玉つけめん」(1100円)をはじめ、「すするか、すすらんか。」を思わせる「麻婆味噌つけめん」(1300円)など、全4種類がスタンバイ。じっくり6時間ほど時間をかけて煮出した豚骨スープと魚介ダシをベースにしたつけ汁は、濃厚すぎず、あっさりすぎない、ちょうど良い塩梅で、入浴直後でも食べやすい味わいに仕上がっている。 また、風呂の桶をイメージした器に入った麺の上には、料理長の奥野亮太郎さんが「すするか、すすらんか。」で培ってきた中華料理の技術を活かしたチャーシューと味玉がトッピングされ、食べ応えも抜群だ。麺を食べた後には、スープ割で最後まで楽しむこともでき、入浴で失われた塩分やエネルギーを存分にチャージできる。 「つけ麺がサウナ後に食べるサウナ飯の定番になればうれしい。つけ麺目当ての人はここをきっけにユートピア白玉へ、銭湯やサウナ目当ての方には入浴後につけ麺を楽しんでもらえたら。この一連の流れが一種の娯楽として、定番の文化になるように頑張りたいです」と西さんは意気込みを語った。 場所は「JR京橋駅」「大阪メトロ 蒲生四丁目駅」から徒歩約10分。営業時間は昼11時~3時(LO2時半)、夕方6時~夜11時(LO10時半)。 取材・文・写真/野村真帆