LINEペイ、来年4月末までに順次終了…PayPayに一本化
LINEヤフーは13日、スマートフォン決済「LINEペイ」の国内でのサービスを2025年4月末までに順次終了すると発表した。グループ内の事業再編の一環で、スマホ決済サービスは国内最大手の「PayPay(ペイペイ)」に一本化する。
LINEペイは14年にサービスを開始し、今年5月時点の国内登録者数は4400万人超。9月に残高の送金、25年3月には銀行口座からの残高のチャージを終える見通しだ。
サービス終了時には残高を払い戻すほか、希望者は残高をペイペイに移行できるようにする。今後は登録者数が約6400万人のペイペイにグループの経営資源を集中させる。タイや台湾でのサービスは継続するという。
LINEヤフーは23年10月の設立に前後して、金融など重複する事業の統廃合を進めてきた。新銀行「LINEバンク」の開業を取りやめたほか、LINE証券が持つネット証券事業は野村証券に譲渡する。